みなさんこんにちは。はしまさです。
先週1週間は、相場のボラティリティが大きく、最大2円くらいの変動がありました。
トランプ相場は、荒れることが多く、そして様々な発言が唐突に発表されるため、長期での保有がリスクになることが多くなります。
なので、皆さんもこの荒波に呑まれないように、気をつけてくださいね。
ポジションを保持する期間には、注意です。
さて、今日は雑談もそこそこに、相場の展望を見ていきましょう。
先週の振り返り
先週の記事を読みたい方は、こちらからどうぞ。
さて、まずは先週の相場はどうなったのか見ていきましょう。
先週の記事で使用したチャート予想した画像(下図)

そして、実績がこちらです(下図)

と、いうわけで、恐らくたまたまでしょうが、予想通りの動きになりました。
現在は、下値のトレンドラインがサポートラインになり、下値は押し上げ状態です。
ですので、1時間足では、まだトレンドは目線が上になります。
ただし、高値も切り下がってきているため、ここからは直近の高値と安値のどちらに抜けるかという状況になってきている状態ですので、安易なトレードは注意です。
直近、144.5円付近で下落(円高)に触れていますので、特にここから上昇トレンドを形成するのかは様子見ですね。
ドル円相場の展望
では、次に。ドル円相場の展望を見ていきたいと思います。

さて、この期間でどんな動きをしそうなのか。
まずはニュースから。
・・・
米国の関税政策は国内外でますます強い反発に直面している。G7開催国カナダや中国、欧州連合(EU)など米国の主要貿易相手国は、トランプ政権に対して1期目よりもはるかに強く抵抗する構えだ。さらに米国の裁判所は、トランプ関税の多くを無効とする可能性も示している。米国経済は今夏に物価上昇と雇用の鈍化に直面し、消費者の不満が高まる恐れがある。関税発動の脅しは今や市場を毎日のように揺さぶっている。今週は米中が貿易戦争の暫定的な休戦に合意したにもかかわらず、ドルは急落した。
・・・
・・・
両月限間のスプレッド取引の出来高は12日に6万枚を超え、過去2番目の規模となった。過去最高は4月9日で、この日はトランプ氏が貿易相手国・地域への上乗せ関税適用を一時停止すると発表し、米金融市場が大きく動いた日だった。CMEグループが提供するこれらの契約の建玉(未決済ポジション)も増加しており、ポジションの解消ではなく、新たな建て玉が積み上げられたことを示唆している。・・・
出典:パウエル議長の任期満了で政策シフトか、市場で強まる利下げの思惑
日銀は24年8月に国債買い入れの減額を始め、事実上の量的引き締め(QT)局面に入った。同年7月時点で月額5.7兆円だった買い入れ額は26年1月に2.9兆円に減る。26年4月から四半期につき2000億円ずつ減額した場合、27年1月以降の買い入れ額は月額2.1兆円程度になる方向だ
出典:日銀、2026年春から国債買い入れ減額幅圧縮へ 四半期ごと2000億円案
と、これらを読んでいると、米国は引き続き利下げを行いたいという意向があり、日本は国債買入の量を削減し、金利の引き上げを進めたい意向が伺われます。
ということは、日米の金利差は縮まる傾向にあるため、さらに円高へシフトする動きが作られることと思います。
ただし、ここで注目なのが、米国経済の強さのところ。
徐々にインフレが収まってきているという状況を作っていますが、米国内の経済の強さという観点から、次の指標発表で強さが露呈した場合、残念ながら利下げの先送り懸念が生じるため、再び円安へシフトすることとなります。
日本と違い、米国は経済の強さがある状態のため、その中で利下げに踏み切れる状況かどうかを見極めることが難しい状況です。
トランプ氏は、米国の利下げ+債務の借換の実現(低金利で)を目指しているため、7月一杯は利下げに力を入れるでしょうが、それ以降はわからなくなってきています。
ただし、少なくとも日本は再度、金利上昇への動きにシフトしているため、米国がどういう動きをしようと、もう一段階の利上げは行われる可能性があります。
以上から、どんな相場になるのか。来週1週間は注目になる相場となりそうです。
パターン1(円安相場)
1つは、チャートの形から、高値を超えて円安相場へシフトすること。米国経済の強さが見えると、円安シフトでしょう。

パターン2(円高相場)

もう1つは、直近安値を下げて、円高相場へシフトすること。日本の利上げ観測の強まりや前倒しの実施示唆などが出たら、円高でしょうね。
いずれも、相場の方交換が決まる可能性があるため、注目度は高い1週間です。
経済指標カレンダー(マネックス証券HP)
さて、1週間の指標発表のスケジュールはこちら。


日本と米国の2つだけ、ピックアップしました。
詳細は、マネックス証券HPを確認して下さい。
最後に
新たな1週間が始まります。
楽しみですね。
これから、どんな相場展望になるのか。特に、今週は注目度が高いです。
それぞれの指標発表についても、結果次第では、相場のトレンドが決まることになるので、皆さん、注意しながらトレードを楽しみましょう。
では、また次回お会いしましょう!
またね〜
はしまさ