みなさん、こんにちは。はしまさです。
最近、葬送のフリーレンのアニメを見始めた私です。
YouTubeのショート動画で流れてきたのをきっかけに、見直しを始めました。
久しぶりに見ると、やっぱり、、、フリーレンいいキャラしてるよね。
私はAmazon Primeで見ているので、そういえば見たいな!って思った方は、いいですよ。今日はそんな気分でも。
さて、今日のテーマは「構造化を意識せよ!」です。
特に、話をするときは、意識して欲しいですね。
構造化とは?
構造化とは、簡単に言えば「バラバラな情報や物事を、ルールや枠組みにそって整理・整頓すること」です。
みんな、難しく考えるので、どうやったらいいんだろう?って思うことが多いですが、簡単に言ってしまえば、わかりやすいですよね?
構造化することで何がいいのか。
それは、物事の関係性が見えやすくなったり、全体像がつかみやすくなったりするので、“思考や情報の棚卸し”ができて、物事の理解が進むようになります。
PPTを作る際も意識すると、伝え方がシンプルになるので、あなたが伝えたいことが伝わるようになります。
そのほか、情報がどこにあるか、話がどのように繋がっているかを明確にすることができ、問題の原因や改善のヒントを探す際にも使えます。
「構造化」の力が最もよく発揮されるのは、複雑であいまいな状況に直面したときです。
例えば、仕事のトラブルが発生したとき、学習につまづいたとき、など。
これらの場面では、「何が起きているのか」「どこに焦点を当てるべきか」が悩むことが多いはず。そういう時に、構造化を通して情報を分解し、論理的に整理すれば、霧が晴れるように問題の輪郭が見えてきます。
ビジネスや教育の現場ではもちろん、個人の目標設定や人生設計においても、構造化は重要なスキルとして注目されています。
ただ単に情報を詰め込むだけではなく、それをいかに意味のある形に再構築できるか。
これが、まさに「考える力」そのものを鍛える技術と言ってもいいでしょうね。
なぜ構造化が必要なのか
構造化が必要な理由は、すでに、説明したとおり、考える力を鍛えるためです。
考え方を鍛える理由は、仕事のチャット、ニュースの見出し、会議の議事録などなど、情報が毎日大量に入ってきます。
これら情報を瞬時に整理して、理解して、必要な情報を整理する。そして、相手が理解しやすいように伝える。世の中の情報を自分なりに解釈するために、必要になります。
情報は、そのままでは雑多で断片的なことが多いですよね。しかも、人間の脳は本来、すべての情報を平等に処理できるわけではないので、ついつい印象的な話題や感情に引っ張られてしまったり、重要なことを見落としてしまったりすることもあります。
こうした“思考の偏り”を避けるためにも、情報を構造化することは有効になります。
構造化をわかりやすくイメージするとしたら、プロジェクトでトラブルが発生した、ということを想定してもいいかもしれませんね。
そのプロジェクトのトラブルについて、どのように整理すればいいのか。
例えば、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」に分けて整理することで、どの領域に問題が集中しているのかが一目瞭然になるでしょう。
さらに、それぞれの要素を時間軸で並べたり、他の事例と比較したりすることで、問題の根本を突き止めることができます。
構造化は、「伝える力」にも直結しています。
どれだけ良いアイデアを持っていても、それを相手に伝えることができなければ意味がありません。
そのため、話を構造的に整理するだけで、「なるほど」「わかりやすい」と言ってもらえる確率はぐっと上がります。
ビジネスの報告やプレゼン、会議のファシリテーションにおいても構造化された話し方は非常に重要です。
さらに、構造化は意思決定のスピードと質を上げると、選択肢を比較検討するとき、「メリット/デメリット」「短期/長期」などの軸で瞬時に整理することができるようになるので、漠然とした迷いが消えて、判断に自信が持てるようになります。
構造化は“思考のカーナビ”のような存在と、いうわけです。
構造化の基本技術
構造化の魅力は、「ごちゃごちゃしたものを整理して見えるようにすること」。
じゃあ実際にどうやって構造化すればいいの?と思いますよね。
この疑問に答えるために、“基本技術”について、代表的な3つのフレームワークを紹介します。
1つ目:MECE(ミーシー)
これは「Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive」の略で、「モレなく、ダブりなく」という分類原則のことです。
たとえば、会社の売上を分析するときに「国内」と「海外」に分けるのはMECE。
でも、「オンライン」と「店舗」だと、どちらにも属するお客さんがいてダブってしまうこともあります。
こうした「情報の被りや抜け」を防ぎ、ロジカルな思考を支えるのがMECEで考えるということです。
資料作成や分類作業の前提として、まずこれを意識するだけで精度が大きく変わります。
2つ目:ロジックツリー
これは、問題や課題を「なぜ?」「どうすれば?」と掘り下げて、枝のように広げていく図解法です。
たとえば、「売上が落ちている」なら、「来店数が減った」「購入単価が下がった」と分解し、さらに「来店数減の原因は広告の減少?競合の出現?」といった具合に展開していくとツリー状に原因が可視化されていきます。
ロジックツリーを使うと、問題の全体像や根本原因が視覚的に見えてくるので、どの問題がどのようにつながっているか、どの問題を解決すれば、どのような効果が得られるのか、が見えてくるようになります。
これが、重要なポイントです。
3つ目:マトリクス整理
これは、2つの軸を使って情報を分類する方法で、「重要度×緊急度」「リスク×効果」「短期×長期」など、視点の違う軸をかけ合わせることで、意思決定がしやすくなるための考え方です。
たとえば、タスク管理で「緊急かつ重要」なものから優先して取り組めば、忙しい中でも効率的に行動できます米。
これは、社会に出るとよく使われる手法なので、覚えておくと良いでしょう。
こうした構造化の基本技術は、ビジネスだけじゃなく、学習や家事、さらには人間関係のモヤモヤ整理にも応用できます。
つまり“人生の整理整頓術”とも言える万能なツールと言えます。
なお、最初から完璧に使いこなすのは難しいです。
なので、まずは「MECEに分けてみるか」とか、「ロジックツリーにするとどう見えるかな?」といった意識を持つだけで、問題ありません。
慣れてきたら、レベルを上げて、深く思考して構造化を進めていくと良いでしょう。
活用事例から学ぶ
構造化は、ただの知識ではありません。「実際に使ってこそ意味がある道具」になります。
そのため、ここでは、ビジネス、教育、そして日常生活という3つのシーンでの具体的な活用例を紹介したいと思います。
ビジネスシーン
たとえば、マーケティング戦略を立てるとき。
「どの顧客層に、どんな商品を届けるか」という問題に直面しますよね。
そこで、「年齢×所得」で顧客をマトリクスに分類すれば、それぞれのターゲット層のニーズや行動パターンが見えきて、その中でも「20代×低所得」ならコスパ重視、「50代×高所得」ならプレミアム感重視、といったように戦略を立てることができるようになります。
こうして見える化された情報は、施策の方向性を明確にし、上司やクライアントとの共有にも非常に効果的になってきます。
教育現場
教科書を読むだけでは覚えづらい内容も、構造化すれば理解がスムーズになります。
たとえば、歴史の授業なら、時代ごとに「政治」「経済」「文化」「外交」に分けてロジックツリーを作成することで、どの要素がどの時代にどう変化したのかが立体的に見えるようになります。
受験勉強や資格試験でも、「全体像→分野→細部」の順に整理していけば、効率のいい記憶と復習ができますので、記憶への定着も早く進めることができます。
日常生活
ちょっと意外に思うかもしれませんが、【日常生活】でも構造化は活用できます。
たとえば、旅行の準備。
ワクワクしながらも「あれ?なに持っていくんだっけ?」ってなりますよね。
そんなときは「衣類」「日用品」「ガジェット」「現地用アイテム」とカテゴリを分けてリスト化。
さらに、「絶対必要」「あれば便利」みたいにマトリクスで優先順位をつければ、忘れ物も減ってスムーズに出発できるようになります。
また、仕事と家庭の両立で悩んでいる人が、「時間」「役割」「人間関係」という切り口で日常を分解・構造化することで、問題の本質が見えてくることがあります。
このように、構造化はあらゆる場面で活用できる万能スキル。むしろ、「使わない手はない!」と言えるくらい、日々の問題解決に役立つ道具になります。
構造化の限界と注意点
ここまで構造化のメリットをたっぷり紹介してきましたが、とはいえ、万能であるとは言いきれいないところがあります。
どんなに優れた技術でも、使い方を間違えれば逆効果になることがある。そのように覚えておいて下さい。
今回は、構造化の限界と注意点として、3つお伝えします。
すべてを整理できるわけではない
人間の感情や直感、文化的なニュアンス、曖昧な価値観など、論理で切り分けられないものもこの世界にはたくさんあります。
たとえば、「なんか合わない気がする上司」とか、「このデザイン、なぜか好き」みたいな感覚は、数字やロジックでは測れない物事です。
そうした“言葉にしきれない価値”を、無理にフレームに押し込めてしまうと、本質を見失ったり、思考の幅が狭くなったりすることがありますので、注意です。
構造化は、「全てを白黒つけるための道具」ではなく、「見える部分を整理する補助ツール」として使うのが正しい使い方です。
なので、使う場面については、注意して下さいね。
構造化に頼りすぎると思考が固くなる
毎回「ロジックツリー」や「マトリクス」を作らないと動けない…という状態になると、新しいアイデアや直感的なひらめきが出にくくなってしまいます。
これは、構造化することが目的となってしまい、構造化したのち、どのようなことを見つけたいのか、どのような問題を解決するために、構造的に整理したいのか、が見えなくなっている状態です。
特にクリエイティブな分野では、「構造にとらわれない自由さ」が重要になることも多いですので、無理に構造化だ!と考えすぎないことが大切です。
また、構造化の結果だけを見ると、つい「これが唯一の正解だ」と思い込んでしまうこともありますので、構造化した結果が全て正しいと思わないように、気をつけて使うことも重要になります。
実際は、前提や視点が変われば結論も変わります。
構造化は“ひとつの見方”にすぎないという柔軟さを忘れないことが大事です。
あくまでも“自分の頭を整えるための道具”
自分の頭の中の思考を整理すること、情報を整理してわかりやすく人に伝えること、などが主な構造化の目的になります。
そのため、人に押しつけるものじゃないということは、肝に銘じて下さい。
相手の話をちゃんと聴かずに「それ、ロジックで説明できる?」なんて言うのは逆効果ですし、意味がありません。
人間関係を構造化しすぎると、ちょっと冷たい印象すら与えかねないですからね。
構造化は、ただの情報整理の手法に過ぎません。
構造化スキルを磨くには
構造化のスキルを身につけるためには、とにかく手を動かして、実際に構造化をしてみることです。
これが一番の近道です。
「日常の中で構造化を“遊び感覚”でやってみる」と、癖になって、自然と構造化を考えられるようになります。
友だちとの雑談の中で「今の話、整理すると3つポイントあるよね」とか、「今日のToDoリストを緊急度と重要度で分けてみるか」って感じで気軽に整理してみると、自分で後で振り返ったときに振り返りと気づきが見えてくるので、さらに使い方をマスタできるようになります。
最初はざっくりでいいですので、意識しながら、取り組んでみてください。
恐らく、頭の中が少しずつスッキリしていくのが実感できるはずです。
おすすめのトレーニング法のひとつが、「5W1Hで整理してみる」こと。
ニュース記事や会議メモを「誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どうした」でまとめてみるだけでも、構造化の入り口に立てます。
慣れてきたら、そこに「背景」「目的」「対策」など、自分なりの視点を加えてみるともっと深まるので、チャレンジしてみて下さい。
また、ロジックツリーをノートに描くのも効果的です。
テーマをひとつ決めて、「なぜ?」を3回、「どうすれば?」を3回掘り下げる練習を毎日10分やってみて下さい。
出社前の朝の時間で十分に取り組める量です。
思考の掘り下げ力と構造的な整理力がぐんぐん伸びることを実感するでしょう。
プレゼン資料や提案書を作る人には、スライド1枚に「結論+根拠3つ」を意識して入れる練習がOK。
自然と「MECEに分ける」「構造的に話す」というクセがついてくるようになります。
最後に大事なのは、“型に頼りすぎず、自分の感覚を信じる”ことです。
構造化は、たしかに便利なツールだけど、正解を導くための“地図”であって、“ゴール”そのものじゃない。
使いこなすうちに、きっと「自分だけの整理の型」が見えてくるようになるので、焦らずに取り組んでください。
最初はぐちゃぐちゃでもOKです。散らかった思考を少しずつ整えていくことで、整理するプロセスを理解でき、次に活かすことが出るようになります。
これこそが、構造化の醍醐味です。
今日からちょっとだけ、自分の考えを「構造的に見てみる」ことから始めてみましょ!
以上、今日はここまでです。
次回も楽しみにしていて下さい。
では、またね。
はしまさ