みなさん、こんにちは。はしまさです。
最近暑くなってきて、体調を崩す方が増えていますが、みなさんは大丈夫でしょうか?
さて、今日のテーマは、「来週の相場展望」です。
先週に続き、今日も取り組んでいきたいと思います。
ドル円
さて、先週は円安に動くと伝えました。
そして、見事に148.5円付近まで円安になりました。
が、その後は反発となり、週初めの146円付近まで円高になりました。
ただ、初週で円安に振れているので、みなさんの中では十分利益を確保できたのではないでしょうか。
では、来週のドル円は、どのように推移するのでしょうか。
見ていきましょう。

上図、4時間足のチャートでは、上昇トレンドにあり、ちょうど押し目買いのチャートを形成しています。
見たところ、146円がレジスタンスになっているようにも見えるため、少し様子を見ながら、ロングでのエントリーが良いでしょう。
145円付近がサポートとなり、上昇トレンドに乗ってチャートが動くか、145円を下に突き抜けていくかを見極めてもいいと思います。
つまりは、トレンド転換の可能性があるということですね。

こちらは、4時間足の下位足になる1時間足です。
1時間足では、下降トレンドを形成していますので、短期的には、ショート目線もあります。
エントリーポイントとしては、4時間足で話したとおり、145円付近の動向を確認してから、ロングエントリーあるいは、ショートエントリーになるかなと思います。
ただし!!ここで注意!
すでに記事を見た方はいると思いますが、米国10年債利回りの信用格付けが「Aaa」から「Aa+」へと1段階引き下げられました。
日本経済新聞の記事を引用すると、以下のとおり。
ムーディーズは2023年11月に米国の信用格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げていた。当時は24会計年度の予算案が成立するめどが立っておらず、ムーディーズは「政策立案者が債務問題に対応する見込みがないと判断した場合、米国は格下げ圧力に直面する」と警告していた。
・・・・・
米国に最上位の格付けを付与する主要格付け会社はなくなった。S&Pグローバル・レーティングスは11年8月に、フィッチ・レーティングスは23年8月に米国の格付けを最上位のトリプルAからダブルAプラスに1段階引き下げている。ムーディーズは過去10年以上にわたり、米連邦政府の歳出が増える一方で、減税によって歳入が減ってきたと指摘した。経済や金融を巡る米国の優位性は認めたものの、「これらが財政指標の悪化を完全に相殺することはできない」と結論づけた。
とあります。
つまり、米国の財政的にも歳入よりも歳出が多く、経済の強さが今後弱まってくる可能性がちらついていると伝えたいのかなと思います。
まぁ、急に経済が悪化することはないでしょうが。
ということで、短期的にはロング目線でいいでしょう。しかし、長期的にはドル売り、円買い、というシナリオが見えるので、円高にシフトする可能性の方が高いでしょう。
結論、145円付近で145円を下回るようなら、ショートエントリー。145円から反発し始めたら、ロングエントリーというシナリオです。
ショートの場合:142.5円付近まで円高が続くでしょうから、143円付近で利確する動きでOKです。
144円付近で一旦利確して、戻り売りを仕掛けて、143円付近で利確。というシナリオも。
ロングの場合:146円付近までは円安に動くため、146円付近で一旦利確。その後、145.5円付近で
陽線が現れたら、再度ロングエントリーで147円付近で利確。というシナリオかな。
日経平均株価
さて、日経平均株価はというと、、、

3万6,000円までは下がらず、3万7,000円台の水位となりました。
現状のチャートは、3月の株価まで全戻しとなり、チャート上は上昇トレンドを形成する期待値が高まっています。
決算発表もあり、株価は上昇の期待が高まっているとこもあるかもしれませんね。
特に、最近は自社株買いを行い、PBR1倍を目指す会社も増えていますし。
実は、この背景には、2023年の東京証券取引所が公開した「「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関する開示企業一覧表の公表等について」という公開資料が裏付けとなっています。



ということで、PBR1倍まで自社株買いを進める傾向にあるわけです。
だから、2年前から仕込んでいた人は、今は株価上昇の恩恵を受けているというわけですね。
ちなみに、バフェットが商社株を買った時期はというと。。。2019年頃だそうです。
では、海外から日本に対してPBRが低いと指摘されていたのはいつ頃かというと。。。
調べられる限りでは、2018年のロイター通信の記事を見つけましたので、残しておきますね。
と、いうことで。
日本の企業はアベノミクスの効果もあって、2018年以降は企業価値向上へ舵を切り始め、2023年には東証から資本コスト、株価を意識した経営へシフトするよう要請が入っている、という流れで、現在の株価があるということです。
ちなみに、今後は、さらに株を買いやすい状況へシフトする期待値があります。
具体的は、以下の記事を参照してください。
簡単にいうと、株を買いやすいように、1単元10万円以下で買えるような動きになってきている、ということです。
つまり、海外投資家を含め世界的に日本株が注目されていると見た方がよく、株価の下落に対して買いがあつまる傾向にあるということです。
現に3万2,000円を割り込むと株が変われる傾向にあることがチャートでわかるかと思います。
NYダウ
一方、NYダウはというと、、、

先週の記事では、下降トレンドに入っていると伝えていました。
ただ、先週の動きから底堅さが窺え、想定よりも下がらなかったというのが結論です。
ただし、75日線からの反発で下降トレンドを継続する可能性もあるため、この点は引き続き注目した方が良さそうです。
以上、今日はここまでとしたいと思います。
来週も楽しみにしてくださいね!