アメリカ経済はどこまで今の強さを維持できるのか

こんにちは、はしまさです。

日経新聞にこんな記事がありました。

米銀大手、11%増益もなお警戒 利下げ転換や不良債権増

アメリカ経済は、利上げにより年5%台の高金利の中でも、商業銀行業務主体の4行は、2023年12月期決算で純利益の合計が前期比11%増となりました。

これは、日本でも同様だと思いますが、おそらくはコロナ禍が明けて、各消費者の消費活動が活発化、それに伴い各商業銀行も恩恵を受けているということでしょう。

一方、記事には、”利下げ転換が見込まれる24年は逆風が強まる。不良債権の処理費用も増加傾向で、経営に影を落としつつある”と記載があり、やや不穏な話が出てきています。

この影響は、やはり日本にも訪れる可能性があるため、今後発表される情報には注意していきたいところですね。

日本の貿易主力国

海外の動向が日本に与える影響は、やはり貿易が多い国が最も影響を受けます。
まぁ、これは当然ですよね。

皆さんは、日本の主要貿易相手国は知っていますか?

日本貿易会のキッズサイトに記載がありますので、ご紹介します。

日本の輸出先

輸出においては、2000年頃まではアメリカがトップでしたが、その後中国がトップに変わり、アメリカは2位に落ちています。

ですが、18%程度の輸出先であり、軽視はできない国です。そのため、アメリカ経済の失速は、日本の経済にとっても打撃になります。

先ほどの日経新聞社の記事の内容は、アメリカ経済の経済活動にブレーキがかかる可能性を示唆していますが、日本にとってもあまり良くないニュースになっていると読み取れます。

日本の輸入先

日本の輸入先はというと、こちらもトップは中国となっています。

一方、アメリカは2位ですが、割合は輸出よりも低く10%程度にとどまっています。

輸出入の相手国を見ると、いずれもアメリカの影響は大きいと言えます。

なお、最も輸出入が多いのは中国なので、もちろん中国経済の動向にもアンテナを高くしておかなければいけないことは、言うまでもないですね。

2024年のアメリカ大手銀行の今後は?

2024年は、記事によれば、FRBが3〜6回の利下げを実施する可能性があるとのことです。

そうなると、金利低下局面となるため、貸出金利の低下とともに利益は減少する可能性が高いと考えられます。

経済が強かったのは、消費の回復とともに継続的に利上げを行ったことによる金利収入が増えたため。
そう考えると、2024年は2023年の金利上昇の反動を受ける年になることは、いうまでもないのかもしれないですね。

為替の動向はというと、これらを踏まえると目線は下。
円高を見据えたトレードが利益を生む局面になるのかもしれませんね。

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