ストアドプロシージャ
ストアドプロシージャ（Stored Procedure）は、データベース管理システム（DBMS）内で事前に定義され、データベース内の特定のタスクや操作を実行するための手続きです。通常、SQLやPL/SQLなどのプログラミング言語で書かれます。
ストアドプロシージャは、データベース内で複雑な処理を実行するために使用されます。これには、データの挿入、更新、削除、検索などの操作が含まれます。また、条件分岐、ループ、エラー処理などの制御構造を含むことができます。
ストアドプロシージャの利点には以下があります：
- パフォーマンス向上
ストアドプロシージャは、データベース内で一連の操作を1つのトランザクションとして実行するため、ネットワークのオーバーヘッドを削減し、処理速度を向上させることができます。 - セキュリティ
ストアドプロシージャはデータベース内に保存されるため、アクセス権を適切に設定することで、データのセキュリティを強化することができます。 - 再利用性
同じ処理を複数の場所で使用する必要がある場合、ストアドプロシージャを作成しておくことで、コードの再利用性を高めることができます。 - メンテナンス性
ストアドプロシージャを使用することで、データベース内のロジックを集中管理することができ、保守や変更が容易になります。
一方で、ストアドプロシージャを過度に使用すると、データベース内のビジネスロジックが複雑化し、管理が困難になる場合があります。また、ストアドプロシージャが誤った方法で作成されると、パフォーマンスの低下やセキュリティ上のリスクを引き起こす可能性があります。
