みなさん、こんにちは。はしまさです。
今日は、今週のドル円相場の予想、株価の予想をしていきたいと思います。
チャートの確認
まずはドル円。
ドル円

ドル円は、145.3円付近。
直近2日間の動きは、142.5円付近から146円付近までの動きとボラティリティが大きい相場でした。
1時間足では、上目線のトレンドになっており、円安が進んだ調整に入っている状況。
5月4日の後半と似たチャートを形成しているように見えますが、144円付近までの円高までには振れていないことを見ると、上昇トレンドが若干強めの動きに見えるかなと思います。
移動平均の25日線の形から、下降トレンドになる可能性も高いですが、75日線がサポートラインとなり、上昇トレンドを形成する可能性があります。
ただし、急激な円高の場合は、5月4日のトレンドと同様に下降トレンドになる可能性があるため、動向には注意ですね。
日経平均株価
次に日経平均株価の動き。

日経平均は、上値重い推移が続いています。
4月、5月の推移で見ると、3万2,000円を大きく割ることはなく、4月、5月ともに終値は3万5,000円程度を割ることもない状況。
直近のチャートからは大きな下げに対する反発があり、結果的に3万7,500円まで回復しています。
トレンドの水位からは、短期的には3万6,000円程度まで下がることはあるかもしれませんが、その後反発して、4万円を目指すトレンドを形成する可能性があります。
ただし、日本はアメリカのトレンドに沿った動きをすると言われているため、NYダウの動きも視野に入れて考えるといいでしょう。
NYダウ
では、NYダウはというと。。。

NYダウは残念ながら、下降トレンドに入っており、戻り売りのいいタイミングに入っています。
NYダウが強い上昇トレンドに転換するには、5月に好材料が出て、下位足で上昇トレンドを形成する必要があります。
米国の追加関税の政策がどう動くかが注目になるので、この週末の結果を市場がどう判断するかがポイントになります。
参考までに、こちらの記事に掲載したニュースを参考にしてみてください。
今週の動きは
三菱リサーチ&コンサルティングが5月8日に公開した米国景気概要によると、米国経済は底堅さがあるとのこと。ただし、物価の上昇懸念がある中、徐々に消費の減少、金利の高止まりなど、景気悪化の要素がいくつかで初めており、今後大きく株価が伸びる情報としては少ない状況です。
記事を簡単にまとめると、、、
4月の非農業部門雇用者数は、前月差17.7万人増加。教育・医療(同7.0万人増)、運輸(同2.9万人増)、娯楽・宿泊・飲食(同2.4万人増)も雇用が増加したとのこと。
失業率は、横ばいの失業率は4.2%、失業者が3年半ぶりの水準に増加したものの、労働力人口が過去最高とななったことが失業率の上昇を抑制したともみられています。
失業率は、過去と比べ高めの推移にありますが、3月の実質個人消費は、前月比0.7%増と2年3ヶ月ぶりの高い伸びとなり、失業率が高まる中でも、消費は引き続き好調と言えます。
ただし、消費者物価(エネルギーと食料品を除くコアベース)の上昇率は、3月は鈍化しているので、個人消費の減退懸念は引き続き続いています。
なお、住宅に関しては、3月では、住宅着工件数は2カ月ぶりに減少、住宅価格やローン金利の上昇、住宅の共有不足もあり、住宅価格は高止まりしています。
と、いう状況。
今後、金利が下がってくれば、株価は上昇する可能性があるため、FRBのパウエル議長の会見が注目されるのは言うまでも無く。

FOMCの金利見通しについては、2026年3月には3.25%〜3.75%程度まで金利が下がる想定。これが実現したら、株価は回復する可能性もあるかもしれません。
米国の貿易赤字がどの程度縮小し、財政的に一山越えるならば。。。
最後に
と、いうことで。
今週の為替と株価の展望としては、円安進行、株価は米国の経済見通しに左右されて揉み合いが続くこととなるでしょう。
短期的には3万6,000円まで下がる可能性がありますが、そこから上昇に転換する可能性もあるため、割安株を中心に買い集めてもいいかもしれません。
以上、今週末を楽しみにしたいと思います。