みなさん、こんにちは。はしまさです。
週明けの今日から、ドル円がどのように動いていくのか。注目が集まります。
指標の発表、各経済ニュースの動き、ファンダメンタルズの注目情報が多い週の始まりです。
さて、今日のテーマは「どうなるドル円」と題してます。
理由は、みなさんが注目している5/15(水) 21:30に発表される、「消費者物価指数(CPI)」があるから。
みなさん、どのように動いていくか気になりますよね?
私も気になります。
そして、ここで大きく利益を取りたいとも思っています。
なので、少し想定シナリオを作りたいと思います。
5/15(水)の消費者物価指数予想
まずは、こちら。DMM FXから拝借して、当日のイベントを掲載しました。
21:30〜発表されるのは、大きくは2つですね。
- 小売売上高
- 消費者物価指数(CPI)
以上の2つです。
消費者物価指数(CPI)の予想
investing.comより拝借した消費者物価指数の推移です。
今年に入り、3.0%を割り込むかと思われましたが、意外と経済は強いところを見せ、3月の実績は3.5%と市場予想を上回る結果となりました。
この強さにより利下げの予想が撤回され、利上げあるいは据え置きの観測が強まり、再度ドル高円安の方向にシフトしていきました。
GW中に2度の為替介入が入るなど、荒れた相場になったのはみなさんもご存知の通り。
しかし、その後は再び円安方向にトレンドが形成され、156円をつけるか、つけないかの状況にいます。
では、注目の4月の消費者物価指数(CPI)はどうなるのか?
これは、小売売上高の発表とともに注目してみるとよりわかりやすくなります。
まず、ここ最近のニュースはこちら。
記事には、”インフレに苦しむ消費者の囲い込みが狙いで、マックチキンまたはマックダブルにマックフライポテトとドリンクが付いたセットメニューなどが検討されている”というコメントがあります。
安くて美味しいということで人気のマクドナルドもいよいよ消費の冷え込みを感じ始めているということを意識し始めたことが伺えます。
日本では、仕入れ価格の上昇から値上げを始めているマクドナルドですが、そういった意味ではまだ日本は消費の衰えはきていないのかもしれませんね。
日経新聞社からは、こちらの記事。
その中でも、”企業の景況感も足元で悪化している。米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した4月の米非製造業(サービス業)景況感指数は前月から2ポイント低い49.4となり、好不況の分かれ目となる50を1年4カ月ぶりに下回った。”という記載があります。
あまり注目度は高くはないかもしれませんが、それでも徐々にアメリカ経済の後退が叫ばれ始めているのではないかと感じているところ。
小売系の悪化記事は少ないためエビデンス不足ではあるかもしれないけれど、それでも今までの経済の強さから若干疑わしい情報も出始めていることから、5/15の消費者物価指数(CPI)の発表は予想を下回る数値を出してくるのではないか?とも思っています。
今、為替介入をしない日銀の思惑も、アメリカの発表を前に事前に情報をキャッチして予想を下回るかどうかの確認もしていることだろう。
岸田首相のこの動きも気になります。
なぜ、米投資ファンドのKKRのCEOと面会する必要があったのか。
日本国内への投資方針を説明する理由は?
色々不思議に思うところです。
と、いうところから、私は消費者物価指数(CPI)の実績を3.3%と想定しています。
つまりは、円高に動くことだろうと。
なので、おそらくは153円付近まで円高に推移するかなと思っています。
それまでは、様子見相場が続き、ボラティリティもそんなにないんじゃないかなと考えています。
米国経済は?
米国経済は、金利の引き下げが先延ばしになる可能性もあるものの、住宅市場の価格上昇懸念もあるのか、住宅インフレが下がっていないようなコメントがありました。
小売売上高は減少するだろうけれど、住宅市場はまだ強いままだと、利下げが先送りする観測が強まるため、再び円安になるリスクがあります。
ただ、このタイミングでインフレ率が3%で停滞することあるいは悪くなることが起きれば、円高にシフトするため、日本政府は為替介入せずとも円高に動かすことができます。
この辺りの情報もうまく操作して、予想を悪い方向へ外しにかかってきているのでは?とも私は想像しています。
いずれも日本はアメリカと情報交換しながら、円高シフトに向けて模索している感じは否めないですね。
さて、いよいよ今週が始まります。
どんな相場になるか。そして、ちゃんとトレードで成果が出せるか。
楽しみです。
では!