皆さん、こんにちは。はしまさです。
今日は、RCAについて学びたいと思います。
RCAとは
RCAとは、Root Cause Analysisの略で、日本語に訳すと原因究明分析となります。
問題解決や品質改善プロセスで幅広く使用される手法です。
主な目的は、問題や不具合の根本的な原因を特定し、再発を防止するための対策を講じることとなります。
取り組むステップは、一般的には以下の通りと言われています。
1.問題の定義
問題の定義では、最初に何が問題なのかを特定し、その影響や症状を明確にします。
2.データ収集
問題が発生した状況や環境に関する情報を収集します。これには、直近の出来事、関連するデータや記録、関係者の証言なども含まれます。
したがって、定性情報と定量情報の両方を収集するイメージになります。
3.原因分析
データが揃った段階で、原因分析を行います。
収集したデータを分析し、問題点の根本的な原因を特定します。
よく使用される方法としては、5なぜ法、魚の骨格図などのツールを使って分析する方法です。
4.対策の立案
問題点の根本的な原因を特定したのち、その原因に対する解決策や改善案を考えます。
予防措置の導入やプロセスの再設計なども含め、対策を立てることに取り組みます。
5.対策の実施
対策を立案したのちは、それを実行に移す作業があります。立案した対策を実行に移すことで問題の再発を防ぐための改善を行います。
6.対策の監視と評価
対策を実行に移したら、その実行された対策の効果を定期的に監視し、評価を行います。
評価というのは、対策の効果があったのかどうかを評価するという意味合いで取っていただいて結構です。
その評価については、必要に応じて修正や追加の対策を行います。
以上までが取り組みの流れです。
最後に
RCAは製造業だけでなく、医療やソフトウェア開発、サービス業などさまざまな分野で広く利用されています。
不具合や問題の根本的な原因を特定し、組織がより効果的に改善を行うための重要な手法となります。
皆さんも、これをいい機会として、RCAを実践してみてください。
今日はここまでです。
次回、またお会いしましょう。