皆さん、こんにちは。はしまさです。
2024年の注目は、私の中では株価推移です。
新NISAが始まり、個人投資家の投資資金がどんどん流入してきます。
これを元に日経平均は下支えされ、さらに株価は高まっていくのか。
この点がやはり気になるところです。
日経平均は4万円に到達するか?
まず、過去の記事になりますが、日経新聞の記事を抜粋。
「日経平均4万円」に現実味
こちらの記事によれば、日経平均は4万円も夢じゃなさそうです。
その背景が、上記のグラフのとおり。
今の日本株は企業のPER(Price Earnings Ratio)と比べ、過熱感はないとの見方が強いようです。
PER(株価収益率)でよく割安株などが判断されますが、PERは15倍より低い場合、割安株と言われ、15倍より高い場合、割高株と言われます。
もちろん、その業界や収益状況などにより変わりますので、あくまで一般論になりますが。
この基準で話をすると、2023年は15倍程度の水位であり、全体的に日本株は割安感がまだまだある状態です。
一方で、日経平均株価は3万3,000円と右肩上がりの推移が続いています。
これらの背景には、各企業の収益力の回復が大きく貢献していると私は考えています。
円安による恩恵を受けた企業、インバウンド需要の取り込み、コロナ禍明けによる全体的な需要増加、そして賃上げの加速。
これらが、企業収益の押し上げとともに、消費の加速も後押ししており、結果PERが15倍程度となっていると考えています。
日経平均は本当に4万円台までいくのか
引用:楽天証券
日経平均株価の推移を見ると、2020年のコロナウイルス感染症の蔓延で大きく株価は下がりましたが、それ以降は右肩上がりの推移が続いています。
五年間の推移を見るとわかりやすいですが、上昇相場、レンジ相場、が綺麗な形で形成されています。
2023年も上期に上昇をしてからレンジが続いていますが、2024年はそのレンジ相場から抜け出せるかがポイントになりそうです。
では、日本の企業の収益力はどの程度期待値が高いのか。
参考までに日経新聞の記事とあわせ紹介したいと思います。
東京エレクトロン、開発力が突出 時価総額10年で11倍
時価総額は10年間で11倍になった。
この支えとなったのが、積極的な研究開発に関する投資であり、投資した分利益への還元も行うことがえきたことが大きいとのこと。
日本企業は、研究開発にかけるコストが世界よりも少ないため、世界の企業に遅れをとってしまうことが多いが、東京エレクトロンは違ったということなのだろう。
大成建設、買収案件ただいま仕込み中 大還元より成長を
大成建設は、MA案件の仕込みがあり、今後成長の期待が高い企業。
さらに、2016年頃から株主還元にも力を入れており、同業他社の中でも還元率は高いです。
こういった戦略的に取り組んでいる企業のため、投資をする側からしても、期待値は高くなる傾向にある。
株価はまだまだ割高感はなく、投資しやすい水準ではないでしょうか。
アオキスーパーがMBO デジタル化など長期視点で改革
MBOへの取り組みやデジタル化へのシフトなど、より企業価値の向上に向けた動きが加速している企業です。
ドラッグストアなどライバルとなる企業が多く、激戦の業界だからこそ、次の一手が取り組めるかどうかは大きな差となって、現れてくると私は思います。
沖縄小売り大手サンエー、純利益51%増 3〜11月最高益
過去最高益を叩き出したとの記事です。
その背景には、国内を中心とした観光客の戻りで県内経済が回復基調にあり、県民の外出機会が増えて需要の増加につながったとのことです。
こういう経済活動の活発化が進めば、多くの企業で2024年は好業績を叩き出せる可能性があり、株価はまだ上がっていく可能性もあるとみています。
ハイデ日高の24年2月期、年35円配に増配 業績回復で
増配ができる企業は、好業績であり好業績が続くとみている企業と想定できます。
今回、増配に踏み切った背景は、人流回復による客足増や値上げが寄与して業績が改善したこととのこと。
つまり、値上げと人流回復による業績回復は今後も続く可能性が高く、株価上昇の期待値も高いと言えます。
まとめ
2024年は始まったばかりですが、好業績の期待が高まっている企業や積極的な投資による収益回復の期待値が高い企業などまだまだたくさんあります。
円高に触れ始めている昨今、貿易関連の企業には輸出が減少するため、厳しい話でもあるかもしれませんが、それでも2023年初頭と比べ、為替相場はまだまだ円安領域であり、インバウンド需要を含め収益回復が進む企業も多いのではないでしょうか。
さて、私は私で投資先を吟味したいと思います。